エアコンの選び方・買い方にも少しだけコツがあります。賢い買い方伝授−節約・省エネ−

賢く選んで省エネ・節約-エアコンの選び方

暑い時期や梅雨のときになくてはならない電化製品がエアコンです。
寒いときには代用品がありますが、暑い時期や梅雨のときは必需品です。
皆さんの家庭でも1部屋に1台あるのではないでしょうか?
でも壊れたら買うことになりますね!
その時には迷わず省エネタイプのエアコンを買いましょう。
賢い買い方、選び方をご紹介します。
(注)2008年5月10日現在の情報で書かれています。





エアコンは本体価格だけで決めてはいけない。

エアコンを買いに行ったとして何を基準に選んだらいいのでしょうか?
最初は、
1.部屋の大きさにあうエアコンで探す
2.欲しい機能が付いている機種またはメーカーで探す

で何機種かに絞ってから次に

1.本体価格
2.工事費
3.修理保険代(延長保障)
4.ポイント還元
などを比較するのではありませんか?

我が家もそうでした。ですが、何か忘れていませんか?
エアコンは買ったら使いますね。使うということは電気代がかかります。
長く使うし便利なので省エネ・エコな製品がいいですね。
ならば何機種かに絞ったら維持費(電気代)も検討項目に含めましょう!

仮に本体価格で2万円高くても年間電気代比較で5千円の差なら4年でチャラです。
5年目からは節約になります。
使う頻度によってはもっと早くチャラになりますね。

ですから、検討項目に年間電気代も入れましょう。
普通は、エアコンの近くに年間電気代15,000円などと書かれています。
書かれていなくても電気代は計算でも求められます。
このページの最後の要点まとめで計算方法を載せています。


省エネエアコンは省エネマークだけで選んではいけない。

エアコンに限らず電化製品には省エネマークが付いています。
この省エネマークをみると目標の基準値に対して省エネ達成率がどうなっているかがわかります。表示はパーセントで書かれています。これは便利です。

では、このパーセントを比較して100%より113%が省エネですね。
"ここをみて選びましょう" では賢い選択ではありません。
エアコンの場合は、省エネマークのすぐ下に目標年度と小さく書かれています。
この年度が同じならば、100%より113%が省エネなので113%のエアコンを買ってください。ただし、この目標年度が違う場合は単純に比較できません。というのは年度によって目標となる基準値が違うのです。年度が違うと100%より95%のエアコンの方が省エネの場合があります。 
ではどうするかというとエアコンを比較する場合、APF(注1)(通年エネルギー消費効率)の比較になります。下の例では、6.3ですね。
APFが書かれていない場合にはCOP(注2)(エネルギー消費効率)が書かれているはずです。
この場合は、COP比較になります。APF表記とCOP表記は単純比較できないのでAPF表記のカタログを見るとCOPの値があるのでCOP比較が可能です。一昔前(APF導入前)はCOP比較だけでした。

(注1)APF(通年エネルギー消費効率)は、1年間を通してある一定の条件のもとにエアコンを運転したときの消費電力量1kWhあたりの冷房・暖房能力(kWh)を表したものです。この値が高いほど効率がよいです。
計算式:(APF = 1年間で必要な冷暖房能力の総和 ÷ 期間消費電力量)
小数点以下1桁まで表示しています。
(注2)COP(エネルギー消費効率)は、消費電力1kWあたりの冷房・暖房能力(kW)を表したものです。この数値が大きいほど、エネルギー効率がよく、省エネ型の機種といえます。
(COP = 能力 ÷ 消費電力)小数点以下2桁まで表示しています。


「節約生活と省エネ生活の知恵」的要点まとめ


結論
1.維持費(年間電気代)含めて価格比較。
(3〜4年使ったらという前提で)
実際は、壊れるまで使いますけどね。でもメーカーの部品保管は6年間です。
2.省エネ達成率よりもAPF比較がお勧め。
(省エネ達成率で単純比較できるのは、目標年度が同じで能力(例えば6畳用)が同程度の場合だけ。)
3.APF表記がなければCOP比較がお勧め。

※年間電気代計算方法
年間電気代(円/年)=期間消費電力量(kWh)×22(円/kWh)
先ほどの6畳用は、700(KWh)x22(円/kWh)=15,400円となります。


●●用語の説明●●
省エネ基準達成率とは、省エネ性能の目標値をどの程度達成しているかを%で表しています。
期間消費電力量とは、「(社)日本冷凍空調工業会規格(JRA4046:ルームエアコンディショナーの期間消費電力量算出基準)」に基づき算出しています。
この値が小さいほど電気代が安いです。
※室内設定温度:冷房時27℃暖房時20℃、期間:冷房期間3.6ヵ月間(6月2日〜9月21日)/ 暖房期間5.5ヵ月間(10月28日〜4月14日)、使用時間:6:00〜24:00の18時間





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